こんにちは引きこもり主夫です。今日は11月にしてはあたたかく、さわやかな日曜日でした、最近の話題は「103万円の壁」と「130万円の壁」、所得税と社会保険料が適用される働くことを妨げている年収の壁のこと、この壁を取り除くことで労働者や企業、税収が激減すると国や地方が大騒ぎしています、政治家やマスコミは壁や税収など表面上の問題点を一生懸命議論しています、働く配偶者が年収130万円以上になると、社会保険の被保険者資格を失い、扶養から外れるため、配偶者自身が社会保険料を支払う必要が出てきます。130万円を超えると、場合によっては配偶者控除(税金の軽減措置)も減少することがあり、所得税や住民税の負担が増加する場合もあります。労働者にとっては、年収が130万円を少しでも超えると逆に手取りが減るような状況が生じるため、130万円を超えない範囲で働かなくてはならない、とても大きな影響が出ています。
今騒いでいる事、問題なのは壁や税収やお金なんでしょうか、主夫になって間もなく2年になります、主夫になったことでメリット、デメリットが見えるようになってきた私には違うような気がします、育児や家事の現実、サポート無し時間に余裕がない中でのワンオペ、社会や企業の無理解、男性中心の日本社会の問題点、女性の働き手としての低評価や価値が不当に扱われる、壁の問題は家庭の問題と話されている事が多いですが、女性だけに限定した問題になっているようにも見えます。家庭の都合に合わせて働く、収入が少ない傾向にある、社会保険の扶養範囲に入るために年収調整をする、男性がこのような働き方をしたら会社から何か言われるし、ほとんどの男性はできない、しないと思います。問題なのは子育てや介護などの家事や家庭のケアを担当するのが主に配偶者といわれる多くは女性であること、仕事ではなく家庭が中心になってしまう、仕事は自分を成長させるスキルになっていない、フルタイムができないのでキャリヤアップもできない、急激な収入アップで「壁」を超えるほどの収入を得るのが難しい、収入面での制約に阻まれ労働意欲も低下し結局130万円未満に収める選択をする、長時間労働への不安、家庭と仕事を両立しつつ時間や心身の負担を考慮して、あえて収入を抑える選択をする人もいます。ここまでいろいろ話しましたが、家事や育児介護には男性や社会や企業はほとんど出てこない、配偶者の税金や保証の話だから当然と思いますが、女性の労働条件に問題点があるのではないでしょうか。
今は時代や考えも変わりましたが、社会や企業内では未だに古い考えが多く見られます。女性が仕事と育児の両立するために子育て支援施設や保育園の充実、育児休業や短時間勤務制度の拡充が重要なのではと書きましたが、よく考えたらこれも女性への押し付けではないかと思います、この問題を女性に限定している段階で私の考えは間違っていると思いました、女性に丸投げしている、結婚して家庭を作り子供ができた家族の世界なのに家庭内のことは女性に任せているは不公平なんだと思う、男性の意見としては労働者なのだから家庭内のことは妻に任せているという正当理由があるというでしょう、だから収入や税金で足を引っ張らないように制限しては男性の都合ではないかと思う、その上収入減や社会保険強制加入とは女性が悪いわけではないのに踏んだり蹴ったりで逃げ場もない状態です。これまで家事や育児介護で頑張ってきたのに少ない収入ですら維持できないなんて夫婦で協力なんて夢物語に思えてしまう、改善方法がないのでしょうか、
ヨーロッパでは、女性の働き方や労働環境に関する課題に対して、日本よりもすごく進んでいると思います、教育や福祉、老後の対策においても少ない予算の中でも積極的に取り組んでいます、取り組みはいろいろなところで紹介されていて私も何度も見たことがあります。ヨーロッパではどのような取り組みが行われているのでしょうか。
女性の働き方や労働環境に関する取り組みを国が力を入れて行っているヨーロッパ、今の日本の企業に足りないものや改革した方が会社の成果が上がるくらい効果があると思えることが沢山行われています、夢ではなく実際に実行されていることなので再現ができるということです。完全に解決したわけではなく課題も残されていますが、ヨーロッパの働き方には今の日本にとても必要な重要なルールが沢山あると思います、このことに政府や企業も早く気がついてもらいたいです、ヨーロッパの多くの国では、育児休暇が男女に平等に与えられています。父親に一定期間の育児休暇が割り当てられる国もあるくらいです、男性が積極的に関わり育児が女性だけの役割ではないという認識を広めています。仕事と家庭の両立のための自由な働き方、パートタイム勤務やリモートワーク、フレックスタイム制が取り入れられており男女問わず従業員は働く時間を選択できる権利が法律で保障されています、男女の仕事配分格差や休暇や時短が簡単に取得できない日本の企業はかなり遅れており今後も改善がされなければ日本の労働形態は崩壊してしまうでしょう。私も子供が病気であっても会社の都合上で許可されないこと、ルールはあっても守られない理不尽な対応に従業員の無力感を痛感させられました、ヨーロッパは勤務形態に関わらず、在宅勤務やパートタイム勤務であっても評価基準が公平に設定されるように働いた時間や出社の頻度よりも、成果や仕事の質に基づいた評価が重視されるように制度を整える企業が増えています。賃金格差の是正を求める法律や管理職への女性登用を義務付ける制度なども導入されています。差別防止に関する法律も充実しており、性別や育児休暇の取得を理由とした不当な扱いを行う企業は厳しく監視されています。性別や無意識の思い込みや偏見に対する研修が行われ、男女平等の意識を高めるためだけでなく公正な評価を行う取り組みが行われております、会社以外のサポートでは低コストで利用できる公的な保育施設や早朝から夜遅くまで運営される保育施設の整備など、安心して子どもを預けられる環境を整えています。女性が仕事と家庭を両立しやすく、フルタイム勤務のサポートやキャリアを中断せずに継続できるように女性のキャリア支援のため女性専用のビジネスネットワークがあり、女性リーダーの育成やキャリアアップの支援も行われています。
いろいろな改革がなされて充実している労働環境が構築されていて羨ましい感じがしますが、まだ問題点も多く存在します、職場での男女平等が完璧に実現されているわけではなく、まだ課題は山積みだそうです。依然として一部の職場で賃金格差が残っていたり、リーダー職に女性が少なかったりする分野もあります。しかし、ヨーロッパの多くの国々では、法的な支援や企業の取り組みが進んでおり、こうした課題改善を根気よく続けています。やはり出来ないではなく「やろう」がもっとも大事なことです、それからやったではいけない「できた」を目指さないと大きな問題点は解決できないでしょう、そのためには社会や企業だけでなく労働者や国民も少なからず負担が生じることはあると考える、この問題は今変えていかないといずれは生活自体に大きな支障をきたすことになります、大きな病はここで治すと思うくらいな強い気持ちで改革していくことが必要だと思います、いまのヨーロッパの取り組みにはそんな強い意志が伝わってきます。この取り組みが成功するように、今後の日本での働き方改革の手本になれるように日本人として応援していきたいと思います。
今回は年収の壁についての問題点を違う見方でいろいろ話してみました、日本の育児や家事の現実、お金だけでなく時間や夫婦間や周りの協力、社会や企業の制度改革や手助けや理解、男性中心の日本社会の問題点、女性の働き手としての評価や価値が不当に扱われている、日本の労働環境改善は初歩の始まったばかりの段階だと思います。道のりははるか遠くでかなり険しいことでしょう、時は待ってはくれません、早急に解決していかなければ日本経済は大きく後退してしまうことでしょう、年収の壁の問題は収入や税金だけでなく、少子化や労働力不足に始まり、社会保険の崩壊、年金や老後の破綻などいろいろなことにつながっていくことでしょう、そうなる前に企業や政府がもっと広い視野で思い切った見直しを早期に行っていくことができる世の中になってもらいたいと私は願っています、 子供たちの明るい未来のために、私たちにできることを一歩ずつ頑張っていこうと思います。これからもいろいろな物事の変化によって苦しめられることもあるかもしれない、良くなったこと成果が出なかったこと今までの生きてきた中にも沢山あると思います、成果は人によって結果は違います、時にはつまずき立ち止まってしまうこともあるでしょう。焦らずゆっくり、自分に合った生き方、自分にできそうな生活や仕事を見つけて、より良い未来のために一歩ずつゆっくりでもいいので確実に進めていきましょう。また良い情報がありましたら発信して参ります。
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