物の値段は何で決まるの?

こんにちは、引きこもり主夫です。今回は物の値段についてお話します。

食べ物や日常品を購入するためにスーパーやネットで買い物すると思います。買う前に必ず見なければならないところは値段だと思います。一部の人は除いてほとんどの人は基本的に値段を見て購入するかを決めていることでしょう。値段はどのようにして決めているのかというと需要と供給のバランスの中で決まっていることがほとんどです。スーパーに置いてある物で最近話題になっていた物で白菜を例にお話させていただきます。12月からお正月くらいまでは白菜4分の1の値段は100円前後で売られていましたが、2月初めくらいには150円、最近では300円出さないと買えないくらい高騰しました。私がよく行くスーパーも去年は90円なんて日も普通にあって安く買えて大助かりだった白菜、1月中旬くらいから120円を超えるようになってしばらく我慢していればまた下がるかなと思っていましたが価格はさらに上昇し現在は250円越えが当たり前のように高値で止まってしまいました。なぜこんなことが起きたのでしょうか?去年は沢山の白菜が大きく育った事と豊作だったことで今は白菜がお買い得とニュースで知りました。ところが2月に入った途端に価格は200円近くまで上昇してしまいました。豊作だった白菜の話はどうなったの?思いますよね。実はあのニュースには続きが隠されていました。本来2月に出荷予定の白菜が去年の12月には大きくなってしまい、2月には白菜が無くなり供給不足になったことがこのような価格高騰になってしまったようです。白菜が沢山できて安く買えて節約にはありがたいと思っていましたがこんなことになるとは私も少しびっくりしました。今は300円の白菜、よほど食べたいと思わない限りは購入しようとは思いません。今は玉ねぎやモヤシで我慢しています。今回と少し違いますが卵も同じことが起こりました。いろいろな事が重なり供給量が減ったことで値上がりました。現在は供給量が安定してきたので元の価格に戻ってきました。価格は物が有るか無いかでほぼ決まり値段を決定する重要な要素だということです。今回の白菜報道は異例の事だと思います。物の生産者は供給過多や在庫切れにならないように商品の出荷数を日々調整して私たちに届けているのです。スーパーで値段の変動が起こりやすい商品は主に肉、魚、野菜、果物などの生鮮食品です。日々価格は仕入れによって変化しますので変動があるのは多少は仕方がないと思います。たまには今日は格安!激安で販売できるのも生鮮食品の強みなのでたまのセールを期待しながら上手く買い物すればお得に節約できると思います。チラシで商品を探す事が基本の買い物ですがニュースやSNSで豊作のニュースを見たときはぜひ有効活用していただきたいと思います。私もなんとなく見ていることが多いので買い物に活用していこうと思います。

物は在庫の量で決まると言いましたが、供給量のみで決まる単純なものではない事も事実です。今度はポケモンカードを例に考えてみます。供給量は普通だと思いますがそれ以上の価格になりやすい価値が反映されやすい商品だと思います。これはこのポケモンカードに付加価値というものが加わることによって価格が変動しています。元々子供のおもちゃとして販売されていましたが、シーズンごとに違うカードが発売されることとレアカードの存在がカードの価格を押し上げてしまっています。今では子供がお店に行って簡単に買うことができなくなってしましました。私の子供たちはポケモンカードには全く興味がないのでなんとなくの感じですが、カードを楽しみにしている子供たちはさぞかし悲しい思いをしていることでしょう。この付加価値を高めている理由は高値でも買いたいと思っている購入自身とそのニーズに応えるために販売している人の存在です。転売ヤーと言われる人たちです。この転売ヤーたちは必ず悪い存在として話題に上がりますが、それでも一部の限られた人だと思います。物を作る生産者、仕入れをする業者、それを売るお店、購入者とこんなつながりの中で私たちはいろいろな商品を買っています。基本小売店は自由に価格設定することができますが定価以上で販売はできません。人気の商品になればなるほど定価に近づくのが小売りの基本です。それとは違い転売の人たちはカードに限らず利益が出せる物ならお菓子でも食品でも転売します。市場の物の流れを把握して利益が出そうな物を売っていますので利益にならないものは販売しないことが転売の考えです。なので小売店とは違い自分も売りたい商品だけを手に入れて販売するので在庫の偏りが発生することもよく起こります。このようにして商品が市場から少なくなっていくと高値になりその商品が欲しいと求める人が増えると更に高値になる構造になっています。だからといって一部の人間の大量購入により価格を違法に吊り上げる買い占めのように悪質な転売は私も歓迎はしません。一部の人には利益は巡ってくると思いますが購入者が適正価格で買えない事はもちろんのこと経済にとって物の流れを阻害していることは明白であり経済損失は計り知れないと思います。物欲はどうしても価格に多少なりとも影響を及ぼしてしまう市場の原理なので仕方ないところもあります。ただこのような流れを作っているのも私たち人間です。物欲は仕方ありませんがどんなことをしてでも必ず手に入れる、どうしても欲しいと思う気持ちをちょっとおさえることができたならポケモンカードのようなこともなく気軽に購入できる社会になるかもしれません。なかなか難しいと思いますが皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。

価格に関わることでもうひとつ重要なのは作る側の販売戦略が関わっていることです。どちらかといえばポケモンカードはこちらの方が大きく影響していると思います。白菜でいえば本来は12月から5月くらいまで同じ量を安定して販売したいと思っています。決まった供給ができれば価格の変動も少ないのでほぼ毎日決まった価格が消費者に受け入れられ生産者の売り上げも安定します。ところが価格が3倍となれば購入を控える人が増えたり大量に販売すればその分儲けが少なくなってしまいますので、そのようなことが起きないように量を調整してなるべく変動を抑えています。生き物ですので生態系に左右されてしまう事が多々ありますが、あくまでの基本的な事ですが白菜に関しては安定してバランスのよい供給を保つことが利益につながる有効的な戦略であります。一方ポケモンカードは商品を売り切るということで価値を高めたりレアカードなどめったに出てこないめずらしいカードを作ることで購入意欲を上げることで次の新しい商品販売の売り上げにつなげていくことが戦略です。一般的に私たちがよく目にすることは春ならサクラみたいなわかりやすいことから右側に置く、目線の高さに売りたい商品を置く、大量に商品を並べるなど人間の心理を利用したものなど企業は人の行動心理を事細かく分析し販売促進に利用しています。ネットやSNSに広告がよく表示されます。これも検索内容にマッチしそうな商品を検索したユーザーに買ってもらう戦略です。日々いろいろなところで見かける商品はこのようなことで見られ購入に結びつけられて買われているのです。買わされている商品も沢山あると思います。この戦略を回避できれば無用な買い物を避けられ更なる節約へとレベルアップできると思います。そんな誘惑モリモリの広告を全く見ないようにするのはかなり難しいと思いますがスマホやテレビを見なければできるかもしれません。私には無理です。ポケモンカード自体は発売されて30年近く経ちますが常に新しいシリーズ・新しい商品を販売することで消費意欲を高めてきました。トレーディングカードゲームとしてのゲーム性もブームの火付け役だと思いますが今ではレアなカードを手に入れる本来とは違った購入がされているのが現実となってしましました。転売ヤーが早朝に並んでまで購入する異常な事態になったことは言うまでもありません。こんなに状態になっても企業としては利益を生み出すためにレアカードを作り続ける、まさに悪循環を作り上げてしまったなと思います。どうしてもレアカードが欲しい、いくらでもお金は出すからという人がいる、このカードは高騰する、ポケモンカードは転売すると儲かる、こんな大人の事情や欲望の情報がポケモンカードをおかしくしてしまったんだと思います。これは情報に翻弄されている私たちにも問題があると思います。無くなる前に沢山買いだめしておこうとか、価値が上がるから買っておこうとか、人の欲望はいろんなところで現れます。良い事も悪い事も欲求が生きる為の原動力なので仕方がないと思います。それを失ったら人間ではなくなってしまうかもしれません。物の価格変動は人間の欲望そのものなのかもしれません。

ポケモンカードのようなちょっと重い話になってしまいましたが価格には良い事も沢山あります。やはりお得に安く買えたが一番うれしさを感じる時だと思います。アイスがいつもの半額で買えたらやっぱり生きてて良かったと思います。この半額もお店の戦略で半額商品と一緒に他の商品も買ってくれたらお店側もうれしいということです。白菜やポケモンカードとは違う消費者の呼び込みのためにするための戦略です。私としてはこっちの戦略の方がうれしいですし購買意欲も増して買い物が楽しくなるので、すごく好きです。生きていく中で常に気にしなければいけない物の価格、クルマや家の購入など大きな買い物のありますが、販売業者はあの手この手で私たちに商品を買ってもらおうといろいろは戦略で進めてきます。テレビやネット、SNSや身近なところではママ友の口コミとかでも情報は簡単に手に入ります。これ欲しいよねとか今買わないともう手に入らなくなるとか将来絶対に値上がりするとかいろんな誘惑があると思います。中には詐欺や粗悪品だったなんてこともあるので、まず冷静になって買っていい物なのか、本当に必要なのか購入前によく考えて買いましょう。人間の欲望は無限です。世の中に氾濫している情報という波にのまれることなく、その欲に負けずによく考えてこれからの長い人生、楽しく節約していきましょう。また良い情報がありましたら発信参ります。

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